今の職場には元プロの電工さんや熟練さんがいらっしゃいまして、電気工事に関して色々教えて頂く機会があります(大変ありがたいです)。工具に関しても使いやすい物や必要な物など色々レクチャーしてもらっています。
私のような素人は電気工事の際、作業毎にいちいち道具を持ち換えます。ケーブルを切る時はペンチ、被覆を剥くときはストリッパー、輪作りをするときはラジオペンチといったように。
しかし、プロの電工さんや経験豊富な方はそんな手間のかかることはいたしません。大体は電工ペンチ一本で全てをこなします。
1.6mmのIⅤ線もそのままペンチで剝いています。
何故そんなことが出来るのか?
実は、ストリッパー付きの電工ペンチを使っているのです。
上の写真は両方共同じメーカーの電工ペンチですが右側は被覆が剥ける仕様です。
一般的なものと違い、刃の部分に穴が開いていています。(ヒンジの部分には簡易圧着機能も付いています。)
この穴はストリッパーとして、1.6mmのIV線の被覆が容易に剥けるようになっています。そして、ペンチの幅に合わせて剥くと、差し込み型コネクタにそのまま使用できます。
ちなみに、それ以外の線を剝くときはストリッパーを使用します。
刃に穴が空いてあるだけの商品ですが、作業が非常に楽になります。屋内配線では1.6㎜のケーブルを使うのが殆どです。これを使うと道具を持ち替える必要がなく、扱いも簡単なので作業時間が短くなります。そうすると、見直しをする余裕出来て、ミスが少なくなり良い事尽くめですね。おすすめです。
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