ビルメン業務で扱う頻度が高い脚立。
ひょっとしたら、一番使う道具かもしれません。
蛍光灯の交換、アネモ(吹き出し口)の調整、エアコンフィルター交換天井裏
の確認など、オフィスビルの管理業務ならほぼ毎日使います。
脚立には30cm程から3m以上の物まで大小様々なタイプがあります。
古い物件では木製や鉄製が残置してあったりしますが、
今現在、一般的に出回っている商品はほぼ全てアルミ製だと思います。
平坦でない場所で使用できるように、4本の脚先がそれぞれ伸縮できるタイプもあります。
使い方
脚を開いて留め金でロックして使用しますが特に気を付ける点として、以下の2つが挙げられます。
・天板に乗って作業しない。
・脚立をまたいで使用しない。
天板に乗ったり、またいで使用するとバランスが悪く落下の危険があります。
実際、このような使い方をして怪我を負った事例をいくつか知っています。
私もついつい天板に乗ってしまうのですが、最近も落ちそうになったことがありました。
やはり、危険とされる使い方は避けた方が賢明です。
正しい使い方は、脚立を作業面の正面に向け、スネを天板側面に当て作業します。
ちなみに80cm未満の脚立は、踏台というカテゴリーになるので天板に乗っても良いとされているようです。
梯子として
脚を開いてロックすれば梯子としても使用できます。
必ず開いた外側(脚立の外側)を登る面にして、立て掛ける角度は床面に対して75°にします。この傾斜が安全かつ登り易いとされています。
使用の際は必ず補助者に足を支えてもらって使用します。
持ち運び
5尺位までなら、運搬に気を付けることもありませんが、6尺以上になるとドア枠にぶつけたり、
階段などでバランスを崩す危険があります。
長い脚立は2名以上で横にして運搬するのがよろしいかと思います。
ヘルメットを被って、肩に脚立を担いでフロアをうろつけば、もうあなたは立派なビルメンです。
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