水中ボンドとは、2液混合のエポキシ樹脂系接着剤で、
湿潤面や、水が湧き出していない場所なら水中でも硬化する
優れものです。
金属、コンクリート、木材、硬質塩ビなどに使用できるので
水難地獄のビルメンには有り難いアイテムの一つです。
先日、ファンコイルのドレンパンと排水管の接続部より漏水があったのですが
水中ボンドのおかげで、早期に漏水を止めることが出来ました。
天井内のドレンパンや配管を補修するとなると、結構な大仕事になりますが
この水中ボンドを使うことにより、数十分で作業を終えることが出来ました。
特性として、噴き出す水を止めることは難しいですが、水中でも固まるので
ドレンパンの例のように、内側から亀裂に塗り込むことにより止水が可能
となる場合もあります。
(滲み程度なら外側からの補修も可能です。)
このボンドは、飲料水関係の補修には使えませんが、今回のような排水系の
修繕には大活躍します。
ビルメンの仕事では配管の劣化による漏水は日常茶飯事なので
水中ボンドの存在は知っておいた方が良いと思います。
ちなみに、圧のかかった配管の漏れ(ピンホール)にはゴムチューブや
マホータイなど有効なアイテムがいくつかありますので、
これらも何時か紹介したいと思います。
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