自称元技術者ビルメンAさん(40代独身)の話。
ある機械の調子が悪く、メーカーのサービスマンを呼びました。
症状の再現性が低く、なかなか不具合の原因が特定できないサービスマン2人。
設備員3人で立ち会っていたところ、Aさん、私に向かってこんなこと仰います。
「あいつら素人だ。適当な仕事しやがって!」
いきなりお怒りモードです。
相談している彼らのところに、ツカツカ歩み寄り
よせばいいのに、結構な怒り口調で何やら話しかけます。
はじめは訳が分からず、キョトンとしていたサービスマン。
Aさんの剣幕に見る見るうちに表情がこわばり始めます。
某大手メーカー(の協力会社)で仕事をしていたことが自慢のAさん。
一応制御回路に詳しい(自称)らしいので、一発かましてやろうと
果敢に挑んだところ、敢え無く返り討ち。
彼らの専門用語を全く理解できず、見ていて気の毒になるくらい
たじろぐAさん。
「では、どうすればよいですか?」呆れた表情のサービスマンからの問いかけに
ニワトリのように頭をカクカク動かして、こう呟きました。
「あ・・後は彼が・・」
何を思ったか、私にいきなりのノールックパス。
「お、おれ?」
もう1人の設備員と顔を見合せて、苦笑いするほかありませんでしたとさ。
コメント
本当にこんなびっくりビルメンいるのですか信じられない
工場のエンジニアから転職して4年、似たような人は少しいましたが、
電験、ビル管でも、自分が苦労しただけで簡単に取る人もいっぱいいるだろうとと思ってますが
確かに20代前からビルメンの人は、ほかでの技術者経験がないので、意識だけ高い系の人はいましが
だけどすべての人がそうではなかった。
そんな人の口癖が、何でそんなこと(知ってるんだ、出来るんだ、やるんだ、)
我々の仕事じゃない、じゃ何を期待されて入社したのか?前職の能力(ちょっと大げさ)を生かせないの?
逆に前職エンジニアの人はそうゆう人いなかったな
コメントありがとうございます。
信じられないような方、本当にいらっしゃいました。
誇張しているわけではなく逆に少し抑えて表現しているくらいです。
今の会社は特級ボイラーを持っている元大手企業技術者の方、
鉄道会社で勤務していた方、電気工事会社を興していた方など
前の会社とは面子が異なり、びっくり系の人は皆無です。
ビルメンは社風や現場によって全く別世界になりますね。