先日、職場の上司から食堂にある手洗い用水栓を交換する旨
指示を受けました。
何やら食品衛生法の改正に伴い 施設基準も改正されて、
厨房の手洗い用水栓は全て、回転式からレバー式やセンサー式に変更する
お達しが来たそうな。
要は、せっかく洗った手で汚染されたハンドルを回すことが無いよう、手を使わず
肘等を使って止水できる(もしくはセンサー式)仕様にしなさいな、という事だそうです。
クルクル回す昔ながらの水栓は、ハンドルをレバー式に交換するだけでよいそうですが、
最近の少しお洒落なタイプのものはハンドルを交換することが出来ません。
という事で、水栓本体を交換する事になりました。
以前勤務していたオフィスビルでも、自動水栓の交換は何度か経験していましたが、
この水栓の交換には専用の工具が必要です。
水栓は洗面台をナットで挟む形で取付てありますが、そのナットが洗面台裏奥の
狭い所にある為、一般的なスパナが使用できません。
そこで必要になるのがこの工具です。
名称は、”ナット締付工具(立水栓・混合栓用)”というようです。
ご覧のように、狭い所にあるナットを回すことが出来ます。
写真は給水管を接続するナットを回しているところですが、本体を固定するには
その上にある金色の薄いナットを締め付けます。
交換前の写真を撮ることが出来ませんでしたが、交換後がこのレバー式の水栓です。
今回の法改正では厨房の手洗い用水栓が対象なので、トイレや給湯室の洗面は対象
ではありません。一般的なビルで、今回の法改正による水栓交換をビルメンが行う
事はないかもしれませんが、センサー式水栓等は稀に交換することが
ありますので、この工具の存在は知っておいた方が良いでしょう。
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