びっくりビルメンマン その４

仕事に全く興味がない還暦ビルメンＡさんの話

私が宿直担当だったある日。
前日の水道使用量を報告書に入力するため、検針データを確認したところ、下のような値が入力されていました。

検針するのは巡回点検者

水道使用量がまさかの９００万ｔ越え

さすがに単なる打ち間違いと思い、データを訂正するため点検票を確認・・

しかし、指針値欄（手書き）にはしっかり9200000と明記されております。

そこで、巡回点検者Ａさんを呼びました。

私：「Ａさん、この指針なんすか？」

Ａさん：「何って？」

私：「いや、この９００万オーバーって(笑)」

Ａさん：「だって、そうだったよ」

至って真顔で仰います。

私：「９００万、トンですよ(笑)」

Ａさん：「いや、だからそうだったんだもん」←ほんとにこの言い方

私：「えー？バルブ開けっ放しでも何十年？分ありますよ(笑)」

ここで私気付きます。

私：「あ、これデジタルメーター逆さに読んで、ホントは・・２６でしょ？」

Ａさん：「え？」

聞いていたギャラリーから失笑

私：「メーター新しくなったけど、入力してて使用量９００万トンておかしいと思いません（笑)？」

Aさん：「いやー、全然思わなかったよ～」

そう言ってAさん全く悪びれることなく、どっかに消えて行きました。

こんな感じで、いつも色々なネタを提供してくれていましたが、

毎日お昼になると大好きな焼き肉弁当を頬張って

ちっこい身体で、しっかりお昼寝を取る姿は、何とも微笑ましかったです。

しかし、もし自分が上司だったら殺意が湧くよな(笑)