びっくりビルメンマン その8

当時アラフィフだった契約ビルメンAさんの話。

会社から派遣された某公営賭博施設から異動してきた氏も大卒でした。

かの”日本海大学”※出身

かつては有名外資系企業勤務だったのですが

リストラにあってビルメンに流れ着いたそう。

良くある話です。

リストラ後は数年間全く働かず、毎日酒浸りの生活に。

※ネトウヨを刺激しない為、大学名をぼかしています。

割増で貰った退職金も数年で底をついてしまったそうな。

さすがに焦ったAさん、就職活動を始めようと動き出したその時

運が良いことに、当時の民主党ポッポ鳩山ルーピー政権による

「求職者支援制度」が施行され、

首尾よく月10万円の給付金と職業訓練受講資格をゲット

そのままビルメンデビューとなったそうです。

持ってる男の違いを感じます。

Aさんが異動して来て最初に施設の案内をしたのは私でしたが、その印象はとにかく

酒臭いでした。

アル中の為か、手が震えて書く字はまるで心電図の波形のようで

誇張ではなく本当にこんな感じ。

点検で電流を測るためクランプメーターを使用する際は

手が震えて電線をうまく挟めず、余りにも危険なため作業はさせられませんでした。

性格は至って穏やかでしたので、ビルメンとしては及第点と言える方でしたが、

やはり仕事に興味が全くないため、先輩方からの評価も芳しくなく

昼以降でも酒臭い事が良くあり、仕事中に飲酒している疑惑が・・

そんなこともありすぐに異動になっていました。

私がいたビルには、朝から非常階段の壁に手をついて

「氷結」500ccを飲んでいるスーツ姿の御仁がいらっしゃいました。

酒はどう考えてもドラッグです。

国が飲酒を認めているなら、アル中が一定数発生するのも

仕方ないように思います。

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