試験について
難易度 ★☆☆
合格率 50~60%
受験資格 なし
しかし業界経験や関連資格がない人は免状発行に三日間の講習受講が必要となります。日本ボイラ協会と一部地域ではボイラ・クレーン安全協会で受講できます。職業訓練校のビルメン科ならボイラー実技講習あり。
試験料 6,800円
試験日 毎月実施
講習料 23,100円
勉強期間の目安 約1~3か月
資格概要
伝熱面積合計が25m2未満のボイラーの取扱作業主任者となることができる、厚労省管轄の国家資格でビルメン4点セットの一つ。
上位資格に一級と特級がある。その違いは伝熱面積の大きさで、500㎡未満は一級、500㎡以上は特級を取得する事によって取扱作業主任者になることが出来る。
ただし、取り扱うだけならば、全ての規模のボイラーに対して、二級ボイラーの所持だけで可能。
試験と講習について
乙4の合格後、すぐに受験申込をしました。時間的な余裕がなく確か勉強期間は2か月ほどだったような記憶があります。私はビルメン科ではなかったので、ボイラーも完全独学でした。
ネット検索でボイラー協会の教本が必要という情報を得たので、ヤフオクで問題集とセット購入しました。あとはひたすら勉強・・といっても訓練校の行き帰りの電車で教本を読むだけ。
人生で一番気合が入って集中していた時でしたので、何の苦も無く、むしろ楽しく勉強していたように思います。
試験自体は簡単なので、基礎的なことはボイラー協会の教本で十分でした。あとはネットにある過去問題集を何度も往復すれば試験対策としては問題ないでしょう。
実技講習は就職難という事もあり予約殺到で受講できたのは、試験合格後の2,3か月先になってしまった覚えがあります。私は神奈川のボイラー協会で受講しましたが、場所はあのボクシングチャンピオンの井上尚弥がいる大橋ジムのすぐ近くです。当時ジムがそこにあったかは知りませんが(笑)。
3日間の講習で、最初の2日は座学、最終日は横須賀の海上自衛隊の施設でした。船に搭載されていた巨大なボイラーを見学した覚えがあります。なかなか貴重な体験でした。
感想
資格取得自体は難しくはありませんが、受験費用が高いのがネックです(笑)。講習や手数料などを入れると3万円を超え、関東地方の場合、受験場が遠く交通費もかさみます。千葉の五井は遠いですよ。
最近ではボイラーの代わりに、より安全な真空式温水発生器や免許の不要な小規模ボイラーを使用する現場が多数を占めると思います。私自身、ボイラーをほとんど扱ったことがありません。
また、東京の高層ビルなどでは、地域熱供給を利用しているところが多い為、ボイラーがある所は稀かと思います。
いずれにせよ熱交換器など第一種圧力容器は使用するので、免許が必要なことは変わりませんが、中規模程度の建物には必要のない免許となるかもしれません。
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