資格紹介#3 第二種電気工事士

資格

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試験について

難易度  ★☆☆

合格率  筆記、実技共に60%前後

受験資格 なし 

試験料  9,600円 (インターネット申し込み9,300円)

試験日 学科 5月 10月

    実技 7月 12月

※試験は学科と実技の2部構成で、学科に合格しないと実技を受けられません。

勉強期間の目安 約3~6か月

資格概要

言わずと知れた経済産業省管轄のメジャー資格。 ビルメン4点セットの中では一番評価されるかも。
取得したら一生もの、更新手続きや講習の受講義務もありません。

一般用電気工作物」と呼ばれる、一般住宅や小規模店舗など600ボルト以下で受電する設備の工事が出来ます。逆に言うとエアコン取付は勿論、家のコンセントやスイッチの交換もこの資格がないとできません。

上位資格の第一種電気工事士は、600Ⅴを超える電圧で受電している「自家用電気工作物」と呼ばれる規模の大きい大型商業施設や工場の工事に携わる事が出来ます。受験資格として3年以上の実務経験が必要。5年毎の講習の受講義務あり。

試験について

職業訓練校の授業に電気工事士受験用のカリキュラムが組み込まれていたので、学科、実技共に基本的なことは授業で学びました。
当時は試験が年一回だったので、ビルメンに就職してからの受験でしたが、仕事の待機時間はひたすら試験勉強(主に実技)でした。それが許されるのがビルメンの良いところですね。


筆記試験

(1)電気に関する基礎理論

(2)配電理論及び配線設計

(3)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具

(4)電気工事の施工方法

(5)一般用電気工作物の検査方法

(6)配線図

(7)一般用電気工作物の保安に関する法令

この内容から出題される。回答は4択のマークシート方式。60パーセント以上の正答で合格。


しっかり勉強すれば誰でも受かる資格だと思います。事実、訳あって”実質中卒”の後輩でも合格しました。中学校の授業をまともに受けてこなかった人は職業訓練校かYouTubeを利用しましょう。

筆記試験に合格しないと実技試験を受けられません。頑張って筆記試験をクリアしましょう。


実技試験

(1)電線の接続

(2)配線工事

(3)電気機器及び配線器具の設置

(4)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法

(5)コード及びキャブタイヤケーブルの取付け

(6)接地工事

(7)電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定

(8)一般用電気工作物の検査

(9)一般用電気工作物の故障箇所の修理


上に挙げる課題を理解し作業が出来るかを問われる実技試験。試験は課題の一部が抜粋される形となりますが、事前に公表される13の候補問題からの出題ですので、全部できるように練習すれば問題なし。

提供される材料で、持参した工具を使い配線を完成させます。試験時間は40分の原点方式。指を切ったら、ばれないようにテーピング。


実技があると聞いて構えていましたが、設計図をみてプラモデルを完成させる知能と器用さがあれば問題ないレベルでした。あとは努力次第。候補問題はヤマをかけずに全部できるようした方が良いでしょう。練習用の材料費が結構かかりますが、職業訓練校に行けば、すべての部材が無料で提供されます。すでにビルメンとして働いている人は、職場の廃材を利用するのがよいかと思います。試験用の便利な工具は、ケチらず買っておいたほうが良いでしょう。

電気に関して全く知識がない、解らないという人は電気工事士資格取得がカリキュラムに入った職業訓練の受講を強くお勧めします。

最後に

派遣時代に正社員の人が皆持っていて、”凄いなあ”と羨望の眼差しで見ていたのを記憶しています。職業訓練校入校後、専門の学校に行かなくても簡単に取得できることを知り拍子抜けしました。ビルメンの後輩は教材を使って独学で取得していましたが、YouTubeがある今、より独学での取得が容易になっていると思います。とは言え、可能な方にはやはり職業訓練校をお勧めしたいです。訓練校では実際の仕事に役立つことを色々教えてくれますので。

ちなみに、資格は簡単に取れますが、電気工事自体は危険が伴い熟練を要します。下手をすると命を落とす仕事です。ご承知おきください。

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